米銀ウェルズ・ファーゴが、暗号資産取引所クラーケンの親会社ペイワードと暗号資産取引の流動性供給をめぐって協議していると、報じられた。想定される取り決めでは、ワイオミング州に拠点を置くペイワードが、ウェルズ・ファーゴ向けに取引相手や注文執行の厚みを提供する。協議は続いており、合意に至らない場合もある。この情報は、事情に直接詳しい2人の匿名証言に基づく。ウェルズ・ファーゴとペイワードはいずれもコメントを控え、公式発表は出ていない。

銀行や機関投資家が暗号資産取引を扱う場合、暗号資産取引所や関連インフラ企業は、複数の取引市場への接続や注文執行を担う。クラーケンは、銀行が自社サービスに暗号資産取引機能を組み込むための技術も提供している。今回の協議が成立すれば、ウェルズ・ファーゴは自社で全ての取引基盤を整備せず、暗号資産取引の流動性へ接続する選択肢を得る。
ウェルズ・ファーゴは、適格なウェルスマネジメント顧客向けに現物ビットコインETFを扱っている。暗号資産コンプライアンス企業エリプティックや取引技術企業タロスを支援し、ブロックチェーン上の預金やドル建てステーブルコインを開発するコンソーシアムへの参加も示されている。
ペイワードは2026年9月10日、ナスダック・ベンチャーズによる1億ドルの出資合意、ナスダック・エクイティ・トークンの共同開発継続、ナスダックの市場監視技術導入を公式に発表した。ナスダック・エクイティ・トークンは2027年第2四半期の立ち上げが見込まれており、ペイワードはクラーケンの運営に加え、現物暗号資産、デリバティブ、トークン化株式、カストディ、ステーキング、伝統的証券に関わる取引・決済インフラを扱っている。
参照:報道

