ソラナは2026年10月21日、新たな合意形成プロトコル「アルペングロー」を本番ネットワークで稼働させた。取引が覆らなくなる確定状態(ファイナリティ)に達するまでの時間を、約12.8秒から約150ミリ秒へ、約99%短縮することを目指す。

移行はソラナのクライアント開発チーム「アンザ」が主導し、同日13時36分ごろ(協定世界時)、エポック(ネットワークの運用を区切る期間)1064の開始とともに始まった。13時54分ごろ、スロット(ブロック生成の時間枠)459,653,000から新方式が動き始め、切り替え自体はネットワークを再起動せず、1スロットで行われた。
アルペングローは「タワーBFT」を置き換え、投票とブロックの確定を担う「ボーター」を導入した。ブロックチェーンの外で投票をやり取りし、複数の署名をまとめたBLS集約証明書を使って、1〜2ラウンドでブロックを確定する。
確定時間の目標は、投票に参加するステーク(預け入れた暗号資産)の量の割合で異なる。ステーク量の80%以上が参加する高速経路では1ラウンドで約100ミリ秒、60%以上が参加する低速経路では2ラウンドで約150ミリ秒を目指す。
今回の導入はボーターを中心とし、取引を実行する仕組みであるSVMや取引手数料は変更されない。ブロックの伝播方式「タービン」を置き換える後続段階「ローター」の導入日程は未定となっている。
参照:solana

