米金融大手モルガン・スタンレーは2026年11月、DTCCトークン化サービス(DTS)を利用し、米国株式と米国債をトークン化したと表明した。同行は、同サービスで早期にトークン化を実施した銀行に含まれると説明している。

米証券決済機関DTCC傘下のDTCは、2026年10月28日にDTSを開始した。開始時点で、モルガン・スタンレー、JPモルガン、シティなど20のDTC参加企業が、サービスを利用するためのアクセス契約を締結している。
DTSは、DTCが保管する証券に対する権利を、ブロックチェーン上のトークンとして表す。DTCCは、所有権や投資家保護、経済的権利を維持しながら、トークン形式とトークン化前の形式を相互に変換できると説明している。
サービス開始時の接続先は、カントン・ネットワークとDTCCのプライベート・ベス・ネットワークとなっている。DTCCは2027年に接続先の追加を計画している。
対象資産は、ラッセル1000指数に関係する株式、主要指数に連動するETF(上場投資信託)、米国財務省証券に限定される。トークンの移転先も登録済みウォレットに限られる。
米証券取引委員会(SEC)スタッフは2025年12月11日付の条件付きノーアクションレターで、文書に記載された事実と条件の下で、特定の規定に関する法執行措置を勧告しない立場を示した。この立場はサービス開始から3年で撤回される。

