暗号資産取引所バイナンスは2026年10月30日、ハッキング事件について、推定総影響額を約1兆80億円と説明した。2025年2月21日前後のバイビット事件の盗難額約2400億円を上回る規模で、暗号資産史上で最大規模となる。

バイナンスは予防措置としてすべての入出金を一時停止し、セキュリティ検査と法執行機関との協力を進めているとしている。ブロックチェーン上で約4800億円の関連資産を凍結したと発表した。
バイナンスは初期調査を踏まえ、開発・運用を担うエンジニアのノートパソコンへの侵害が、不正な出金取引につながった可能性があるとみている。ウォレットの秘密鍵の漏洩を示す証拠は見つかっていないと説明している。
バイナンスはユーザーの資金は安全だとし、利用者保護のためのSAFU基金と会社資金で損失を補填する方針を示した。調査終了後に詳細報告を公表し、修復後には準備資産の証明を更新する予定としている。

