アンカーポイント・ファイナンシャルは、香港ドルに1対1で裏付けるステーブルコイン「HKDAP」の発行に向けて準備を進めています。2026年7月21日時点の報道では、同社とスタンダードチャータード銀行が7月末までの共同発表を準備しているとされており、香港で規制に沿って運用される香港ドル建てトークンの実用化に注目が集まっています。

同社は、スタンダードチャータード銀行(香港)、通信大手HKT、Web3企業アニモカ・ブランズの合弁で設立された発行体です。銀行が準備金管理を担い、通信事業者が利用者接点を支え、Web3企業が流通基盤を広げる体制です。
香港金融管理局(HKMA)は2026年4月10日、アンカーポイント・ファイナンシャルとHSBCに初期のステーブルコイン発行ライセンスを付与しました。認可から約3カ月でHKDAPの発行準備が進んでおり、香港が進める規制済みステーブルコイン制度の初期事例として注目されます。
HKDAPは、1HKDAPを1香港ドルの現金準備金で裏付ける設計です。準備金は規制銀行で保管され、月次監査で裏付け状況を確認する運用が想定されています。米ドル建てステーブルコインが主流の市場で、香港ドルを基準にした決済や送金の受け皿を作る点に特徴があります。
アンカーポイント・ファイナンシャルは2026年5月、イーサリアムメインネット上でHKDAPの発行、償還、銀行連携を含むエンドツーエンドテストを完了しました。利用者がトークンを受け取り、換金し、銀行側の資金処理につなげる一連の流れを検証したことで、ブロックチェーン上の移転だけでなく、法定通貨の入出金まで含めた運用確認が進みました。
イーサリアムメインネットを使うことで、HKDAPは既存のウォレット、スマートコントラクト、分散型金融アプリケーションとの接続余地を持ちます。参画企業は、それぞれ銀行機能と準備金管理、香港内の通信・決済接点、Web3領域での展開を担います。
現時点では、HKDAPが2026年7月中に発行されることが確定したのではなく、7月末までの共同発表に向けて準備が進んでいる段階です。
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