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ポリマーケット、チェイナリシスと提携|インサイダー取引へのDeFi監査強化

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ポリマーケットは4月30日、ブロックチェーン分析企業チェイナリシスを選び、ポリゴン上のDeFi(分散型金融)予測市場にオンチェーンの異常検知モデルを導入すると公表しました。米軍人による機密情報悪用事件を受けて高まったインサイダー取引への反発を受け、3月に施行した市場公正ルールの執行を強化します。予測市場全体の月間取引量は3月に257億ドルと前月比10.6%増まで膨らみ、不正対策の実効性が問われていました。取引履歴がすべて公開されるオンチェーン市場は不審な売買を追跡しやすい半面、その記録を監視や執行につなげる仕組みづくりが急務になっていました。

今回の提携で導入するのは、ポリマーケットが「初のオンチェーン市場公正ソリューション」と位置付ける監視体制です。チェイナリシス・データ・ソリューションズを基盤に、ブロックチェーンデータとAIを組み合わせたカスタム異常検知モデルが、インサイダー情報の利用を疑わせる取引パターンを抽出します。チェイナリシスは、ブロックチェーンで検証できる証拠の生成、オンチェーン脅威の防止、担当者向け訓練、検知モデル開発、調査サービスも担い、規制当局や法執行機関に提出できる証拠作成まで支えます。

ポリマーケット創業者兼CEOのシェイン・コプラン氏は、同社がオンチェーンで動く理由について「透明性が重要だからだ」と説明し、「チェイナリシスとの提携で、その透明性に監視と執行のインフラを組み合わせ、市場で最も信頼される情報源を築き続ける」とコメントしました。チェイナリシス共同創業者兼CEOのジョナサン・レヴィン氏も、「ポリマーケットではすべての取引と決済がブロックチェーンに記録され、これは伝統的市場では届かない透明性だ」としたうえで、「チェイナリシスのデータと専門性を組み合わせることで、市場公正の執行で新しい基準になる」と話しています。

ポリマーケットは3月23日、DeFi版の利用規約とCFTC(米商品先物取引委員会)規制下の米国版取引所ルールブックに、強化版の市場公正ルールを掲載していました。盗まれた機密情報に基づく取引、信認義務違反者からの違法なティップに基づく取引、イベント結果に影響力を持つ当事者の取引をインサイダー取引として明記し、見せ玉や仮装売買を含むあらゆる詐欺・市場操作も禁じています。法務責任者のニール・クマール氏は当時、「市場は明確さで機能する」と述べ、両プラットフォームで参加者に求める行動基準と、すでに整えていたコンプライアンス体制をはっきりさせる狙いを説明していました。

ポリゴン上のDeFi版では、全取引、ポジション、決済が公開ブロックチェーンに記録され、監視専門パートナーと連携した多層監視がすでに動いています。疑わしい活動にはウォレットBANや法執行機関への照会で対応し、米国版はNFA(全米先物協会)との規制サービス契約に基づいて売買慣行を監視しています。今回のチェイナリシス起用は、この既存の枠組みにオンチェーン特化の検知と証拠化を上乗せする内容です。

ポリマーケットはまずDeFi版でこの検知モデルを運用し、疑わしい取引の抽出からブロックチェーン検証済み証拠の作成、法執行機関への照会までを一体で進めます。検知モデルは継続的に更新され、3月に施行したMarket Integrity Rulesの執行に順次組み込まれます。

参照:公式

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gemefi.town編集部

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