LINE NEXTは韓国の決済企業Danalと提携し、日本円連動型ステーブルコイン「JPYC」を使って、日本の利用者が韓国の加盟店で支払えるクロスボーダー決済の実現に乗り出しました。保有するデジタル資産を実際の買い物で使える場面が広がれば、訪韓時の決済体験を大きく変える可能性があります。
両社は2026年6月17日、東京都港区のLINEヤフー赤坂オフィスで協定締結式を開き、JPYCを基盤としたクロスボーダー決済エコシステムの拡大に向けて戦略的業務提携(MOU)を締結しました。出席したのは、LINE NEXT代表取締役CEOのコ・ヨンス氏と、Danal代表取締役のジン・チャンヨン氏です。
提携後は、LINE NEXTのステーブルコインウォレット「Unifi」を基盤に新たな決済モデルの構築を目指します。実用化されれば、日本のUnifiユーザーは両替や複雑な手続きを挟まず、保有するJPYCを使って韓国国内の美容、コンビニエンスストア、ファッションなど幅広い分野でスムーズに決済できる見込みです。
Danalは韓国を代表するデジタルアセット決済企業で、CircleやBinance Payなどとの連携を通じて次世代決済サービスを進めてきました。一方、LINE NEXTはLINEヤフーグループの米国法人としてWeb3プラットフォーム事業を担っており、今回の提携はステーブルコインの実利用を日常消費に近づける取り組みといえます。
今後は対象地域や利用シーンの拡大も視野に入れ、デジタルアセットと実店舗での消費をつなぐWeb3時代の決済インフラづくりを進めます。サービス開始時期、対応加盟店数、手数料体系などの詳細は明らかになっていません。実用化に向けた具体化の進展が次の焦点になります。
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