セキュリタイズは2026年6月5日、カンター・エクイティ・パートナーズIIとのSPAC合併(特別買収目的会社との統合)に関するForm S-4登録届出書が米証券取引委員会(SEC)で有効化され、ニューヨーク証券取引所(NYSE)での上場予定銘柄「SECZ」に向けた手続きが6月29日の株主投票へ進みました。トークン化されたリアルワールド資産(RWA、現実資産)の有力企業が、公開市場入りに向けた承認プロセスに入ったことになります。

登録届出書は、セキュリタイズ・ホールディングスがセキュリタイズとカンター・エクイティ・パートナーズIIの提案済み企業結合に関連して提出していたものです。ナスダック上場のカンター・エクイティ・パートナーズIIのティッカーはCEPTで、議決権を持つ株主の基準日は2026年5月11日、特別株主総会は6月29日に予定されています。承認後に通常のクロージング条件を満たせば、統合後の会社はセキュリタイズ・コープとして発足し、NYSEでSECZのティッカーを用いて売買される予定です。
セキュリタイズは2026年4月時点で40億ドル超のトークン化RWA運用残高を抱えています。アポロ、ブラックロック、BNY、ハミルトン・レーン、KKR、ヴァンエックなどとトークン化ファンドを展開してきた実績があり、今回の上場計画は機関投資家向けトークン化事業を公開市場に持ち込む動きとして注目されます。
2025年10月28日に示された取引条件では、セキュリタイズの事前評価額は12億5,000万ドル、PIPE(上場前の私募増資)は2億2,500万ドル、調達見込み額は最大約4億6,900万ドルでした。今回のS-4有効化で、この資本政策が実際の株主採決へ進む段階に入りました。
SECの電子開示システムには、5月20日付の修正版S-4/Aが掲載されています。書類番号はAccession No. 0001213900-26-059300、File No. 333-293022で、今回の企業結合に関する最新の開示文書にあたります。
次の節目は6月29日の特別株主総会です。5月11日時点のCEPT株主が議案を採決し、承認後に通常のクロージング条件が満たされれば、セキュリタイズ・コープとしての取引完了とNYSE上場手続きへ進みます。
