ホワイトハウスは、SEC(米証券取引委員会)とCFTC(米商品先物取引委員会)の民主党系委員候補名について、上院民主党から回答を受け取っていないと説明しました。暗号資産規制の中核を担う2機関で民主党系委員の欠員が続いており、暗号資産市場構造法案「CLARITY Act(クラリティ法案)」の審議にも影響する可能性があります。

ホワイトハウスは、上院多数党院内総務のJohn Thune氏と少数党院内総務のChuck Schumer氏に宛てた書簡で、SECとCFTCの委員候補名を上院民主党に求めたものの、回答は届いていないと説明しました。
民主党側はこれまで、SECとCFTCを含む連邦機関の人員不足を問題視し、独立機関の欠員を埋める通常の手続きで民主党指導部との協議が十分に行われていないと批判してきました。多くの重要ポストが空席のまま残ることへの懸念も示しています。
SECは現在、共和党委員3人に対し、民主党系の2議席が空席です。CFTCは共和党系のMichael Selig委員長が唯一の委員として運営しており、同氏は予測市場関連企業に対するCFTCの管轄権を強調してきました。
委員の欠員問題は、CLARITY Actの上院審議と重なっています。同法案は暗号資産の市場構造を定める制度案で、上院で可決するには60票が必要です。2つの上院委員会は今年、それぞれの案を前進させていますが、本会議での可決には民主党から一定の支持を得る必要があります。
Selig委員長は、CLARITY Actをめぐって倫理規定など周辺論点が入り込み、超党派法案を成立させる機会が妨げられているとの見方を示しました。そのうえで、超党派の法律が成立しなければ規制当局がルール作りを担うことになるとして、議会による制度整備の必要性を強調しました。
上院は月曜日まで州内活動期間に入っており、共和党側は7月中のCLARITY Act採決を準備しています。SECとCFTCの欠員をめぐる候補者調整と、同法案の60票確保に向けた協議が次の焦点になります。
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