米暗号資産取引所大手コインベースは6月4日、スペースXのプレIPO無期限先物の提供を始め、非米国の適格ユーザーが未上場企業の評価額の変動を24時間365日で売買できるようにしました。未上場株に直接触れず、公開前から値動きに参加できる点が今回のポイントです。

商品はUSDC建てで、24時間365日取引でき、満期はありません。対象はコインベース・バミューダを通じて提供を受ける適格な非米国ユーザーに限られ、コインベース・バミューダはBMA(バミューダ金融管理局)の認可を取得しています。
スペースX株は公開市場で継続的に売買されていないため、価格形成には評価額ベースのインデックスが使われます。現物株を受け渡しするのではなく、未上場企業の評価額を参照する仕組みを採ることで、暗号資産の派生商品市場に近い形で売買できるようにしました。コインベースは、この商品がスペースXと提携、後援、推奨の関係にないことも明記しています。
今回の商品は、IPO(新規株式公開)後の扱いまであらかじめ決めている点も特徴です。スペースXがIPOした場合、保有中の建玉(未決済のポジション)は、上場後の株式を原資産とする通常の無期限先物に自動で切り替わり、利用者の操作は不要です。公開前から公開後まで取引を途切れさせない設計になっています。
コインベースは6月4日時点で、このプレIPO無期限先物の第1弾としてスペースXから提供を開始しました。次の節目はスペースXのIPOで、その時点で開いているポジションは通常の株式無期限先物へ自動移行します。
