グレースケールは、ハイパーリキッドのステーキング対応ETF「グレースケール・ハイパーリキッド・ステーキングETF(HYPG)」の年間スポンサー手数料を0.29%に設定しました。21シェアーズとビットワイズが展開する同分野のETFを下回る水準で、ハイパーリキッド関連ETFを巡る手数料競争が一段と強まっています。

ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は2026年6月、グレースケールがS-1修正届出書第6号に年0.29%の手数料を記載したと発信しました。同氏はローンチ時期について「差し迫っている可能性が高く、今週にもあり得る」と述べており、6月上旬の上場開始を視野に入れた動きと受け止められています。
今回の手数料は、ハイパーリキッドETFの中で最も低い水準です。21シェアーズの「ハイパーリキッドETF(THYP)」は手数料0.30%で、2026年5月中旬にローンチ済みとされています。ビットワイズの「ハイパーリキッドETF(BHYP)」は手数料0.34%で、初月無料の条件も言及されています。グレースケールの0.29%は、21シェアーズを0.01ポイント、ビットワイズを0.05ポイント下回ります。
HYPGは、ハイパーリキッドのトークンに連動するだけでなく、ステーキングへの対応を前面に出した商品です。グレースケールは同ETF向けに、すでに約200万トークンをシード済みとされています。シードとは、ETFの設定前に運用資産を準備する手続きで、上場時の取引開始に必要な流動性を整える役割があります。
グレースケールのHYPGは、2026年6月上旬にもローンチする可能性があるとみられています。正式な取引開始後は、初期の出来高、スプレッド、競合ETFとの資金流入の差が次の確認点になります。
