米ドル連動ステーブルコインUSDCを発行するサークルは、シンガポール本拠の企業間越境決済会社タザペイを約4億ドル相当の株式で買収する最終契約を結び、アジア太平洋地域と新興国でUSDCを使う企業決済網を広げる。

タザペイは決済サービス事業者や金融機関に、国境をまたぐ支払い、現地通貨での払い出し、金融機関との接続を提供してきた。買収は2027年に完了する見通しで、通常の取引完了条件に加え、シンガポール金融管理局(MAS)など規制当局の承認を必要とする。
タザペイの年換算支払高は250億ドルを超え、銀行・フィンテックとの提携先は60社超、現地通貨で払い出せる市場は100超に及ぶ。2026年7月31日時点で取引高の約60%がすでにステーブルコインを含んでおり、サークルはUSDCを現地通貨の入出金につなぐ機能をまとめて取り込むことになる。
SEC提出資料上の買収対価は約4億ドル相当の株式のみで、債務、現金、費用で調整される。交付株式数は取引完了前20営業日の出来高加重平均価格(VWAP、売買量を加味した平均価格)で算定され、補償用の株式留保として5%と3%の枠を設ける。従業員向けには、取引完了後に権利が確定する制限付き株式ユニット(RSU)2,500万ドル分も含まれる。
参照:circle.com

