暗号資産取引所クラーケンの親会社ペイワードは2026年10月14日、リトアニアの銀行免許を持つサルド銀行を傘下に置くフィンランドの持株会社サルド・ファイナンスの買収に向け、正式契約を締結した。買収が完了すれば、暗号資産企業による欧州の銀行買収として初となると見込まれる。

サルド銀行の資産規模は約1億9,000万ドルで、個人・法人向け融資、定期預金、決済サービスなどを手がけている。リトアニア、フィンランド、スウェーデン、ドイツで事業を展開し、銀行免許をもとにオランダでもサービスを提供できる権利を持つ。
ペイワードは買収完了後、利息付き預金、中小企業・消費者向け融資、クレジットカード発行などを提供できるようになる見込みである。提供可能になる機能には、他のフィンテック企業(ITを使う金融サービス企業)向けのカード発行・融資基盤や、単一ユーロ決済圏(SEPA)の決済網へのアクセスも含まれる。
買収は規制当局の承認と通常の完了条件を満たすことを前提に、2027年の完了を予定している。
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