スタンダードチャータード銀行とHSBCは2026年8月19日、SWIFTの24時間365日稼働する共有台帳上で、両行が別々に運用するトークン化預金システムをリアルタイムで結ぶ初のライブ越境取引を実行した。銀行間のクロスボーダー決済が常時稼働に近づく節目となり、既存のコンプライアンスや決済レールを保ったまま、本番運用に近い形で相互接続できることを示した。

今回使われたのは公開ブロックチェーンやステーブルコインではなく、銀行が管理するトークン化預金である。SWIFTの共有台帳は、送金側の銀行が資金を事前に確保し、その流動性をリアルタイムで把握できる仕組みとなる。単一の共通チェーンへ全行を移すのではなく、各行の基盤をつなぐ点が今回の特徴で、最終決済は既存レール上で行われる。
この取り組みは、SWIFTが進める24時間365日のトークン化決済実証の一環となる。確保済み資金を前提に処理を進めやすくなり、越境送金の運用効率改善につながる可能性がある。銀行間のトークン化預金を相互接続して実取引を動かした点は、常時稼働する国際決済インフラの実装が一段進んだことを示した。
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