旧ワールドコインのワールドは9月17日、セルフカストディ型金融アプリ「ワールド・マネー」を150カ国超で順次公開し、認証済みユーザーがステーブルコイン送金、利回り、取引、仮想口座を一つのアプリで扱える入口を広げた。

ワールド・マネーは、利用者自身が資産を管理するセルフカストディ型の金融アプリだ。資金の追加や送受金、投資、取引を一つにまとめ、対応地域では米ドル連動を含む8通貨のステーブルコイン残高を確認できる。ポートフォリオ管理や取引履歴、価格通知にも対応する。一部地域では、Bridgeが支える個人向け仮想口座を通じ、給与や銀行からの入金をデジタル資産につなげられる。
報酬機能「Earn」では、対象のワールドコイン(WLD)やステーブルコインをMorphoが支えるプログラムに預け、報酬を得られる。「Trade」では主要な暗号資産に加え、金などの現実資産に関連する商品を売買できる。Kalshiの予測市場やCredit、Morphoなどのミニアプリも利用可能だ。米国ではStripeとの連携により、Apple Payからステーブルコインへの資金追加ができ、通常は数分以内に反映されるという。
Worldは、AIによる偽アカウントの増加を背景に、取引相手が実在する人間だと確認できるWorld IDを強みとする。Orbで認証済みの利用者には対象の報酬を上乗せし、新機能も優先して提供する。
ワールドの金融機能は、2023年に始まったワールドアプリのウォレット、送金、取引機能から段階的に広がってきた。2024年には「人間のためのスーパーアプリ」としてミニアプリや保管機能を強化し、2025年には仮想口座や暗号化チャット、店頭QRなどの機能が試験的に広がった。ワールド・マネーは、その金融部分を独立したブランドとして切り出す展開となる。
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